トーキョーモデルハウス③~標準貫入試験~


ベースプランが固まり、敷地に対する建物の配置が決まったら、地盤調査というものを行います。

これは土の成分の分析というよりも、この土地の強さ(地耐力)が計画している建物の荷重に耐えうるものなのか、という部分を知るためのものです。

いわゆる『標準貫入試験』というやつですね。

報告書を見ると小難しいデータがたくさん出てきてめまいがしますが、原理を簡単にいうと、

『63.5㎏の鉄球を76㎝の高さから落下させて地面が30㎝へこむのに何回かかったか』

を調べる試験です。

このかかった回数を『N値』というのですが、このN値が少ないと地耐力が弱い懸念があるとして、地面の比較的浅いところをを固める『表層改良』であったり、杭を地中の支持層まで打ち込む柱状改良であったり、一般的にいうところの『地盤改良』というものを施さなくてはならなくなります。

今回のトーキョーモデルハウスは…『改良不要』の判断をいただきました!

正直、地中のことまではふたを開けてみないと判断が付かないもので、しかも、毎回、地盤改良ってプロジェクト的に結構出費としては痛手なものですから、つくづく縁起の良い現場なんだなぁと思った次第であります!

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